ゲーム部の今回の一件についてファンである僕が思うこと
今回の記事はタイトル通り、僕がゲーム部プロジェクトに関して抱いていた感情と、今回の一件についての僕の考えや想いをぶちまける、ただそれだけのものです。
内容は完全にゲーム部を知っている人向けのものになるので、それ以外の人やお前の考えてることなんか興味ねーよという方は即座にブラウザバックしてもらって構わない。
本来はまだ公式発表もなされておらず、今後運営側、声優陣がどのような対応を取っていくかはっきりしたことが分からない状況で、色々書いたりするのは混乱を招きかねないので避けるべきかとも思った。が、この男の配信を見て少し気持ちが変わった。
そう、ゲーム部を知っている人ならほぼ全員が知っていると言っても過言ではない男、アシキである。
この配信をまだ見ていない人は上のリンクから飛べるので是非見ておいてほしい。
いつもはふざけた姿をコメント欄で見せるアシキが、涙ながらに自分の想いを語っている姿を見て心を動かされた。僕もせめて、今の自分の考えや想いぐらいは文字として残しておこう、そう思った次第だ。
まず今回の一件、おそらくこの記事を見に来る人は全員知っているとは思うが、簡単に説明すると、ゲーム部メンバー4人の声優(いわゆる中の人)のものと思われるツイッターで、ゲーム部運営の待遇や、職場環境の酷さに耐えかねてゲーム部の声優を降りるという発言があり、騒動が起きているという状況だ。
↑一応貼っておく。見ているだけつらい。
ここで重要なのはアカウントがまだ声優本人のものと確定したわけではなく、ゲーム部の公式からこの件について発表もまだおこなわれていないので、ゲーム部が解散するかどうか、などというのもまだ確定していないということだ。
一部のゲーム部ファンは本人と思われる垢に直接メッセージを送ったり、運営の人への悪口をツイッターにあげたりしているが、たとえそれらは善意であったとしてもゲーム部、そして声優4人の今後にとってもいい結果をもたらすものでは決してない。
今は直接的な行動には出ず公式発表を待つべきだろう。(ファンとしてなにかしたいという思いは痛いほど分かるが、今は待つべきだ。)
そろそろ本題に移ろう。
とはいっても、何から書いていけばいいのか、思うことが多すぎてうまく文字にできないが、まず、僕はゲーム部のことがとても大好きだった。
真剣に、そして時にふざけながらゲームをする部員4人の姿も、「演劇部」やら「茶番部」と呼ばれていた突拍子もなく、意味不明、でもなぜか笑ってしまう動画も、たまに見せる感動を誘うシリアスな動画も、4人が雑談をしながら、ゲーム部ではなく中の人の素が垣間見える自然な生放送も、すべてが好きだった。
動画が好きだったのは、その病みつきになるストーリーもさることながら、個性的で魅力的な4人の部員たちのおかげでもあった。
女の子にしか見えない見た目だけど、部長に憧れていて、メロンパン中毒で、スマブラがめちゃくちゃ強いみんなのアイドル「風見涼」も
普段は厨二病全開で態度もでかく、みりあにはハルカスってバカにされるけど、本当は気遣いができて優しくて、ゲーム部のお兄さん的存在だった「道明寺晴翔」も
全身ピンク色で口癖はぽよ、ハルカスにはあほピンクと呼ばれるけど、意外と一番真面目なしっかりもので、アシキを始め熱烈なファンも多かった「桜樹みりあ」も
ポケモン対戦をやりだしたら他のことは見えなくなる残念な部分もあるけど、でもみんなにいつも優しく、ゲーム部の柱でもあった部長「夢咲楓」も、
4人とも本当に魅力的で、動画を見れば見るほど好きになったし、ここまで出てくるキャラ全員を好きだと思うのもなかなか珍しかったと思う。
とにかくそれほどまでにゲーム部は素晴らしいコンテンツだったし、だからこそ僕も含め多くのファンから愛されていたのだ。
しかし、そのゲーム部への愛ゆえに、見えなくなっていた、いや、僕を含め見ないように、見て見ぬふりをしてきた部分があったのも事実だ。
今回の一件でそのことに痛いほど気づかされた。
もしかしたらもう手遅れかもしれないけれど。
僕たちが見ないように、見て見ぬふりをしてきたのは他でもない、ゲーム部の4人に声をあて、命を吹き込んできてくれた声優4人のことだ。
悲しいことに、4人に命を吹き込んできた声優というのはファンの間で基本的に触れられることはなかったし、むしろコメント欄でそこに触れる人がいたら「夢を壊すな」「そんなことはどうでもいい」と言って相手にしなかったり、むしろ叩いたりする風潮があった。
今となっては恥ずかしいことだが、その時は僕もその風潮にのっかていたし(叩きまではしなかったけど完全スルーを決め込んでいた)、自分のその行動が正しいと信じて疑っていなかった。
もちろん中の人、声優には一切触れない、というのはゲーム部に限ったことではなくVtuber界全体における「暗黙の了解」みたいなものでもあった。
そうすることによって生まれるその他のYoutuberやアニメでは表現できない、2次元でも、3次元でもない現実離れしたファンタジー感のようなものもVtuberの魅力の一つであったことは言うまでもない。
そのことがここまでファンを増やした理由でもあっただろう。(僕自身もそういう部分に惹かれたことは否定できない。)
確かに、Vtuberには現実では成し遂げることの出来ない夢、理想の姿を体現しするという他のYouTuberなどには真似出来ない魅力があることは理解できる。
しかし、もしその「夢」や、「理想」が他者から強要された、紛い物の夢であれば話は変わってくる。
しかも、その場合Vtuberの正体を明かせないという性質上、第三者に助けを求めづらく、強要された夢から逃れられないということが起こりうる。
そうなってくれば、これはかなり歪な構造であると言わざるを得ない。
ゲーム部があのクオリティでほぼ毎日動画をあげ続けていること。そしてそれらすべてに出演し、声を当てていること。
夢咲楓のレート対戦をはじめとして(本当に声優本人がゲームをしていたかという議論はこの際置いておいて)少なくない回数の長時間の生放送に出演していること。拘束時間は半端じゃなかったはずだ。
なにより、もっとも理不尽で、ありえなくて、悲しいのは、さっきも言ったがそうやって自分の生活を犠牲にしてまで、みんなが大好きなゲーム部という存在に命を吹き込んでくれた声優さんたち本人のことを、僕たちは誰も、なにひとつ知らなかったし、知ろうとしてこなかったという事実だ。
これが本当に自分の求めた姿ではなかったのなら、どれだけ辛かっただろうか。
自分の生活を削ってまで参加する作品に、自分の名前を出すことが許されず、関係ないふりをして過ごす毎日。
ファンのみんなが送る応援や温かいメッセージはキャラクターとしての「ゲーム部の4人」にのみ送られ、声優さん本人には全く向けられることのないむなしさ。
それだけなら、まだ。まだギリギリ耐えられたのだろう。
自分ではなくとも、自分が声を当てるキャラクターが愛されていて、待っているファンの人がいる。その人たちのために、仲間たちと一緒に「ゲーム部プロジェクト」を創っていこう、と。
そんな矢先に今回の一件だ。
一緒に、仲間として「ゲーム部プロジェクト」を創り上げてきた仲間に邪険に扱われ、そして裏切られた。
もう、それは、無理だろう。さすがに限界だ。
書いていても辛くなってくる。
悪意はなかったとはいえ、間接的に彼ら4人を苦しめる構造を助長してきた僕たちには、そうやって彼らが苦しんでいる最中もゲーム部というファンタジーにおぼれ、ただただ楽しみを享受してきた僕たちファンには、こうやって彼らの心中を慮って悲しむことすら許されていないのかもしれない。
それでももう一度だけ、最後に、僕はゲーム部プロジェクトに、そして彼ら4人にどうしても伝えたいことがある。こんなのは独りよがりのただの戯言にすぎないが、ここに書き遺すことだけは許してほしい。
ゲーム部プロジェクトに関わった全ての皆さんへ。
色々あったけれど、僕はゲーム部プロジェクトが本当に大好きだったし、今でも大好きです。
こんなことになってしまった以上、今までと同じように楽しく動画を見たりなんかは到底できないかもしれない。
それでも1年間、退屈な時も落ち込ん出る時も、ゲーム部の動画を見ればいつの間にか笑顔になれたし、数え切れないほどの元気をもらいました。
ゲーム部という存在を生み出してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
そして4人の声優の皆さんへ。
まずは本当にごめんなさい。
僕は、そしておそらくほとんどのファンはあなたたちのことを見て見ぬふりをしてきた。
だけど、それでも、ゲーム部の4人の声は、あなたたちじゃなければダメだったということは自信を持って言えます。
替えが利く存在なんかじゃ決してありません。
僕たちは、あなた達が声を当てる、風見涼が、道明寺晴翔が、桜樹みりあが、そして夢咲楓が大好きでした。
そのことだけは忘れないでいてくれると嬉しいです。
これからどのような道に進むとしても、僕たちはあなた達を応援しています。
どうか、これからは自分自身を大切に、ゲーム部の4人のように笑顔いっぱいで生きていってくれることを心から願っています。
今まで本当にありがとうございました。
注意:この文章は声優さんのアカウントが本人のものである、という前提で書いています。今後その点に何か問題がおきれば、この文章を加筆・修正もしくはゴミ箱送りにします。
また、声優4人と運営の軋轢に関しては僕が言ってもどうにかなる問題ではないので、基本的に触れないようにしています。ご了承ください。
この文章は個人の感想、意見にすぎません。
共感してくださった方、反論したい方、気持ちをどこかにぶちまけたいという方はここのコメント欄や、この記事を紹介している僕のツイッターの投稿に気軽になんでも書いてくださるとうれしいです。
クソみたいな文章だけど最後まで読んでくれてありがとう。